チネイザン

     Chi Nei Tsang     

 


 

 

チネイザンとは内臓を中心とした腹部の内外の組織(皮膚、骨、筋肉など全て)に直接働きかけ、そこに蓄積されたネガティブな感情や記憶などを解放し、体内に滞っていたエネルギーを新たな活力へと変容させていくセラピーです。

 

チネイザン(気内臓)は古代中国のタオの修行者たちが自身のために行っていた手技と伝えられています(確かなルーツは不明)。

 

タオイスト達は修行の中で感情と内臓は密接に繋がっている事を理解し(簡単な例だと心配事があって胃が痛いなど)、不快な症状のほとんどが内臓に溜め込んだ毒素(現代ではお酒やタバコ、多量の薬など)や負の感情(怒り、妬み、憎しみ、悲しみ)を体内から解き放つことで癒すことができることを発見しました。その手技がチネイザンです。

 

現在世界中に広がっているチネイザンは、ユニバーサルヒーリングタオの創始者、謝明徳(マンタク・チャ)老師により元の手技に西洋医学なども取り入れた現代版となります。

 

(参考図書:気内蔵療法 Chi Nei Tsang 謝明徳原著)

 


 

 sea heartのチネイザン

 

 

人間の体の中心に位置する臍は「私」がこの世に存在する証、命の象徴であり、また父や母、祖先など自分のルーツとの繋がりを象徴する場所でもあります。

 

そのためお腹には生まれる前からの、あるいはまだ意識が確立されていない(言葉を話せない)頃からも含めた、自分の人生の根幹に関わる記憶や感情が多く宿っています。

 

実際の施術の経験からもお腹は体の中で最も心の深淵、無意識の世界とのつながりが強い場所だと感じています。

 

特に自己内観の目的が、「両親や自身の子供など血の繋がりのある人間との関係性」「死生観」「セクシャリティなど自身に元々備わる気質や性格」などの場合は、チネイザンは最も適したセラピーであると言えます。

 

当サロンのチネイザンは優しい手のタッチでゆっくりとお腹の声を聞きながら表層から深層部へアクセスしていきます。またポラリティセラピーの理論を加えることでよりダイナミックで繊細なチネイザンの世界を体験していただけます。

 


注意事項

 

以下の症状をお持ちの方はチネイザンの施術をお受けできません。必ずご確認下さい。

 

腹部大動脈瘤、卵巣膿腫、悪性腫瘍などの疾患をお持ちの方、精神疾患をお持ちの方


施術について

 

◎肋骨から腰骨の周辺までの腹部を中心に直接肌に触れていきます。基本的にオイルは不使用。

◎服装は上下ともゆるいお腹を出せる服装でお願い致します(着替えのご用意はあります)